2007年11月15日
ホームレス中学生
家がなくなった。
それは、僕の想像を超えた出来事だった。
13歳の僕には理解しきれなかった。
中学二年の一学期の終業式の日。
朝、いつものように起きるとお父さんはもうどこかに出かけていて、
5歳上の大学一年のお兄ちゃんは入学してようやく慣れてきたであろう大学に行く準備を、
4歳上のお姉ちゃんは大学受験を控えた高校に行く準備をしていた。
いつも通りの朝。
僕は僕で中学校に行く準備をして出かけた。
7月末のその日は朝から暑く、歩いて学校に行くだけでも結構な汗をかいた。
学校に到着して同級生と顔を合わせ、夏休みの予定などを呑気に話した。
(本書「衝撃の解散劇」より)
ホームレス中学生
麒麟・田村裕 著
ワニブックス
(2007/8/31)
著者紹介
田村裕(たむら ひろし)
1979年9月3日生まれ。
大阪府吹田市出身。身長180cm、血液型0型。吉本興業所属。大阪NSC20期生。
1999年10月に川島明とお笑いコンビ、麒麟を結成し、
2002年には、「ABCお笑い新人グランプリ第23回」で最優秀新人賞を受賞。
その後、「M-1グランプリ」決勝出場で大ブレイク。
現在は漫才のみならず、幼少時代の貧乏ネタでも注目が集まり、テレビ・舞台で活躍中。
本書が初の著書となる。
(本書、帯裏より)
目次
衝撃の解散劇
公園生活がスタート
空腹の果てに・・・・・
ウンコのオバケとよばれて・・・・・
人生を変える奇跡的な出会い
兄妹それぞれの苦労
幸せに満ちていた母との生活
突然の母の病あの日
立て続けに押し寄せる父の不幸
恩人の死、そして実感する母の死
生きることへの興味喪失
恩師の手紙
相方・川島との出会い
母に今伝えたいこと
おわりに
(本書より抜粋)
今週のデイリースポーツオンラインのニュースに
『麒麟田村“貧乏本”ギネス申請も検討』
という見出しの記事がありました。
“貧乏本”のタイトルは「ホームレス中学生」、つまり本書です。
この記事によりますと、漫才コンビ「麒麟」の田村さんの書いた本書が発売以来、
たったの2ヵ月で100万部の大台を突破したそうです。
記録の残っている過去10年では、タレント本としてはもちろん、ノンフィクション作品としても最速というので驚きです。
過去のベストセラーとなった本、
累計480万部を記録した乙武洋匡氏の著書「五体不満足」は、
100万部突破までに約4カ月を、
ドラマや映画化されたリリー・フランキーの著書「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」は約6カ月を、それぞれ要していると、その記事には書いてありました。
本書は今現在アマゾンのベストセラーで1位に位置していますが、
発売以来ベスト100にずっとあったと私は記憶しています。
ですから以前から本書のことが気にはなっていました。
今回のデイリースポーツの記事を読み、
それほどの本ならと言うことで、今回急きょ購入して読んでみることにしました。
私は、恥ずかしながら「麒麟」という漫才コンビは知りませんでした。
ですから当然のことながら田村さんのことも全く知りませんでした。
漫才のネタで貧乏のことをおっしゃったりしているそうですが、
そのようなことを一切知らずに本書を読みました。
中学2年生の時に「一家離散」という、
突然の悲劇に見舞われたところから本書の話は始まります。
まだ13歳という年齢で突然家を失っていまうのですから、
その苦悩は計り知れないものがあると思います。
普通はこのような話は重々しくなっといまうのですが、
田村さんが漫才師ということからか、その当時の様子を面白おかしく書いてあります。
落ち込んでいる様子は書かれていないので暗くならずに元気づけられてしまいます。
本書を読んでいて気がつくのは、田村少年を取り巻く人たちがとても温かいということです。
ホームレスであった田村少年を一時あずかってくれた友達の家。
兄妹が一緒に住めるよう取りはからってくれた身内や近所の人々。
不登校になりそうな田村少年を救ってくれた恩師。
そのそれぞれの方々の温かさに触れた時は思わず感動の涙が出てしまいました。
本書はところどころに感動する出来事や、
思わずお腹を抱えて笑ってしまうような話が出てきます。
貧乏という事柄を面白おかしく書いている点は、
以前読んだ島田洋七さんの「佐賀のがばいばあちゃん」に通じるものがあります。
「がばいばあちゃん」の時はおばあさんの人柄や温かさを感じましたが、
本書では周りの人たちの温かさが伝わってきます。
今回の
ホームレス中学生
はとても面白く一気に読み切ってしまいました。
漫才師が書いた本ということで笑えるところもたくさんありますが、
感動するところもかなりあります。
暗い気持ちになりがちな事柄を前向きに明るく書いていますので、
読んでいて好感が持てます。
前半のインパクトが強いので後半は少しトーンダウンしてしまいますが、
お姉さんの話や亡き母への手紙で一気に挽回してきます。
全体的にテンポ良く読めますので読書の苦手な方も、
何の苦もなく読むことができると思います。
ですから、すべての方にお勧めできます。
ほとんどテレビを見ない私も「麒麟」の漫才は見てみたくなりました。
それでは、今日はこのへんで。
最後までお目を通していただき、ありがとうございます。
---------
2,801歩
今日のおすすめ本
ホームレス中学生
麒麟・田村裕 著
ワニブックス
(2007/8/31)
それは、僕の想像を超えた出来事だった。
13歳の僕には理解しきれなかった。
中学二年の一学期の終業式の日。
朝、いつものように起きるとお父さんはもうどこかに出かけていて、
5歳上の大学一年のお兄ちゃんは入学してようやく慣れてきたであろう大学に行く準備を、
4歳上のお姉ちゃんは大学受験を控えた高校に行く準備をしていた。
いつも通りの朝。
僕は僕で中学校に行く準備をして出かけた。
7月末のその日は朝から暑く、歩いて学校に行くだけでも結構な汗をかいた。
学校に到着して同級生と顔を合わせ、夏休みの予定などを呑気に話した。
(本書「衝撃の解散劇」より)
ホームレス中学生麒麟・田村裕 著
ワニブックス
(2007/8/31)
著者紹介
田村裕(たむら ひろし)
1979年9月3日生まれ。
大阪府吹田市出身。身長180cm、血液型0型。吉本興業所属。大阪NSC20期生。
1999年10月に川島明とお笑いコンビ、麒麟を結成し、
2002年には、「ABCお笑い新人グランプリ第23回」で最優秀新人賞を受賞。
その後、「M-1グランプリ」決勝出場で大ブレイク。
現在は漫才のみならず、幼少時代の貧乏ネタでも注目が集まり、テレビ・舞台で活躍中。
本書が初の著書となる。
(本書、帯裏より)
目次
衝撃の解散劇
公園生活がスタート
空腹の果てに・・・・・
ウンコのオバケとよばれて・・・・・
人生を変える奇跡的な出会い
兄妹それぞれの苦労
幸せに満ちていた母との生活
突然の母の病あの日
立て続けに押し寄せる父の不幸
恩人の死、そして実感する母の死
生きることへの興味喪失
恩師の手紙
相方・川島との出会い
母に今伝えたいこと
おわりに
(本書より抜粋)
今週のデイリースポーツオンラインのニュースに
『麒麟田村“貧乏本”ギネス申請も検討』
という見出しの記事がありました。
“貧乏本”のタイトルは「ホームレス中学生」、つまり本書です。
この記事によりますと、漫才コンビ「麒麟」の田村さんの書いた本書が発売以来、
たったの2ヵ月で100万部の大台を突破したそうです。
記録の残っている過去10年では、タレント本としてはもちろん、ノンフィクション作品としても最速というので驚きです。
過去のベストセラーとなった本、
累計480万部を記録した乙武洋匡氏の著書「五体不満足」は、
100万部突破までに約4カ月を、
ドラマや映画化されたリリー・フランキーの著書「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」は約6カ月を、それぞれ要していると、その記事には書いてありました。
本書は今現在アマゾンのベストセラーで1位に位置していますが、
発売以来ベスト100にずっとあったと私は記憶しています。
ですから以前から本書のことが気にはなっていました。
今回のデイリースポーツの記事を読み、
それほどの本ならと言うことで、今回急きょ購入して読んでみることにしました。
私は、恥ずかしながら「麒麟」という漫才コンビは知りませんでした。
ですから当然のことながら田村さんのことも全く知りませんでした。
漫才のネタで貧乏のことをおっしゃったりしているそうですが、
そのようなことを一切知らずに本書を読みました。
中学2年生の時に「一家離散」という、
突然の悲劇に見舞われたところから本書の話は始まります。
まだ13歳という年齢で突然家を失っていまうのですから、
その苦悩は計り知れないものがあると思います。
普通はこのような話は重々しくなっといまうのですが、
田村さんが漫才師ということからか、その当時の様子を面白おかしく書いてあります。
落ち込んでいる様子は書かれていないので暗くならずに元気づけられてしまいます。
本書を読んでいて気がつくのは、田村少年を取り巻く人たちがとても温かいということです。
ホームレスであった田村少年を一時あずかってくれた友達の家。
兄妹が一緒に住めるよう取りはからってくれた身内や近所の人々。
不登校になりそうな田村少年を救ってくれた恩師。
そのそれぞれの方々の温かさに触れた時は思わず感動の涙が出てしまいました。
本書はところどころに感動する出来事や、
思わずお腹を抱えて笑ってしまうような話が出てきます。
貧乏という事柄を面白おかしく書いている点は、
以前読んだ島田洋七さんの「佐賀のがばいばあちゃん」に通じるものがあります。
「がばいばあちゃん」の時はおばあさんの人柄や温かさを感じましたが、
本書では周りの人たちの温かさが伝わってきます。
今回の
ホームレス中学生
はとても面白く一気に読み切ってしまいました。
漫才師が書いた本ということで笑えるところもたくさんありますが、
感動するところもかなりあります。
暗い気持ちになりがちな事柄を前向きに明るく書いていますので、
読んでいて好感が持てます。
前半のインパクトが強いので後半は少しトーンダウンしてしまいますが、
お姉さんの話や亡き母への手紙で一気に挽回してきます。
全体的にテンポ良く読めますので読書の苦手な方も、
何の苦もなく読むことができると思います。
ですから、すべての方にお勧めできます。
ほとんどテレビを見ない私も「麒麟」の漫才は見てみたくなりました。
それでは、今日はこのへんで。
最後までお目を通していただき、ありがとうございます。
---------
2,801歩
今日のおすすめ本
ホームレス中学生麒麟・田村裕 著
ワニブックス
(2007/8/31)
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1. ホームレス中学生 [ 多重債務キャッシング ] 2007年12月07日 00:52
麒麟・田村の「ホームレス中学生」2位デイリースポーツ... トーハン調べ、集計期間は06年12月-07年11月)が4日発表され、お笑いコンビ「麒麟」の田村裕(28)の自叙伝「ホームレス中学生」(ワニブックス)が2位になった。 ...(
2. ホームレス中学生 [ 芸能人ランキング ] 2007年12月07日 01:43
麒麟の田村さん著作のホームレス中学生について麒麟の田村さんが書かれた「中学生ホームレス」に関しての疑問なのですが、 (1)公園でホームレス生活をする前に、なぜ知り合いや、担任の先生や警察や市役所などに相談をしなかったのでしょうか?中学生ならそれ位の事を考え付...
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「ホームレス中学生」が今注目のニュースになってます。調べてみました。 ホームレス...
この記事へのコメント
1. Posted by 本宮とが 2007年11月16日 06:10
つぶ庵さん、おはようございます。
読まれましたか!?
ちょうど昨日、珍しく嫁の方から
この本を読みたいと話に出たところです。
またいつもの如く、見事なシンクロですね。(笑)
スゴイ売れ行きらしいですね。
麒麟をご存じなかったですか!?
うちの方では毎週土曜日に吉本の番組が
あるので、毎週顔を見てます。
これが有名な解散宣言です。
これだけでも十分笑えます。
http://youtube1douga.blog109.fc2.com/blog-entry-228.html
私も読んでみようかな。
定価で買うのは癪なので、
BOの半額コーナーで探します。(^_^)
読まれましたか!?
ちょうど昨日、珍しく嫁の方から
この本を読みたいと話に出たところです。
またいつもの如く、見事なシンクロですね。(笑)
スゴイ売れ行きらしいですね。
麒麟をご存じなかったですか!?
うちの方では毎週土曜日に吉本の番組が
あるので、毎週顔を見てます。
これが有名な解散宣言です。
これだけでも十分笑えます。
http://youtube1douga.blog109.fc2.com/blog-entry-228.html
私も読んでみようかな。
定価で買うのは癪なので、
BOの半額コーナーで探します。(^_^)
2. Posted by つぶ庵 2007年11月16日 20:04
とがさん、コメントありがとうございます。
>ちょうど昨日、珍しく嫁の方から
>この本を読みたいと話に出たところです。
本当に見事なシンクロですね。
私はデイリースポーツの記事を読むまでは、
この本はフィクションの小説かと思っていました。
そしたら、ノンフィクションだということをその記事で知り、
どんな内容か非常に興味を持ったのです。
>これが有名な解散宣言です。
リンクのURLありがとうございます。
しっかり田村さんを見ました。(笑)
今回の本にも、しっかりとこのネタは書いてありましす。
でも、活字で読むのより本人の話の方が笑えますね。
私はこの本の中で、「10キロ女の正体」が一番笑えました。
ここのところは必読です。
>私も読んでみようかな。
是非読んでみてください。
100万部も売れたのだから、
ブックオフにも頻繁に出されるような気がします。
>ちょうど昨日、珍しく嫁の方から
>この本を読みたいと話に出たところです。
本当に見事なシンクロですね。
私はデイリースポーツの記事を読むまでは、
この本はフィクションの小説かと思っていました。
そしたら、ノンフィクションだということをその記事で知り、
どんな内容か非常に興味を持ったのです。
>これが有名な解散宣言です。
リンクのURLありがとうございます。
しっかり田村さんを見ました。(笑)
今回の本にも、しっかりとこのネタは書いてありましす。
でも、活字で読むのより本人の話の方が笑えますね。
私はこの本の中で、「10キロ女の正体」が一番笑えました。
ここのところは必読です。
>私も読んでみようかな。
是非読んでみてください。
100万部も売れたのだから、
ブックオフにも頻繁に出されるような気がします。












