2007年01月02日
言えなかったごめんなさい
だれでも言いそびれた「ごめん」という言葉があると思いますね。
人生の晩年になってからぼくは、あらためて自分の若い日いろんなまちがいについて多くの人に
「ごめんなさい」と心の中であやまりつづけている。
(中略)
そしてついに竹書房から「言えなかったごめんなさい」という単行本として文集が出版されることになったのはうれしい。
ぜひ多くの人に読んでいただき共感したらあなたの「ごめん」を応募してください。
「ごめん」という言葉は「ありがとう」と並んで一番美しい日本語なのだから。
(本書の終わりにある、やなせたかしさんの言葉から)

livedoor BOOKSで購入
書評データ

高知県南国市後免町、あんばんマンでおなじみの漫画家やなせたかしさんは、
この町に小学校2年から旧制中学5年卒業まで住んでいたそうです。
その後東京で生活するようになり、長い年月が過ぎていき、
久しぶりにその地を訪ねてみると駅前商店街のシャッターは閉められ、
ゴーストタウンのように人影が無く、寂しい思いにかられたそうです。
なんとか町おこしをしたいと思案し、後免町の「ごめん」というフレーズを生かした、
「ハガキでごめんなさい全国コンクール」の実施を提案をしたそうです。
そんな経緯で始まった「ハガキでごめんなさい全国コンクール」。
『あなたが言いそびれた「ごめんなさい」を1枚のはがきに託した作品を募集します』
が応募内容のこの企画は宣伝にかける予算はそれほどなく、
当初、応募数も200通位あればよしとしていたところ、
予想に反して2,500通をも超える応募があったそうです。
今回で4回目になるこのコンテトは、過去3回の応募数が毎回2,000通を超えています。
本書はその中から選りすぐりなものを選び出して掲載したものです。
「ごめんなさい」。
「すまない」「自分が悪かった」と思ったとき言う言葉ですが、
何となく言いそびれて、そのままにしている事って自分にもたくさんあります。
自分の心の奥底にしまい込んでしまったすまないという気持ち。
そんな「ごめんなさい」は誰しも持っているのでしょう。
「もう過ぎてしまったんだから何をいまさら」
「悪いのは分かっているけれど、自分のプライドがそれを許さない」
「謝りたいのだけれど、もう会うことができない」
色々な都合で直接「ごめんなさい」が言えない作品を募っていることだけあり、
応募者の切実な思いが伝わってきます。
特に自分の都合で相手を傷つけてしまったことが分かり、
長年自分を責めてきているものには、涙がにじんでしまうものもありました。
少し前、「ゆるすということ」という本を読みました。
『「ゆるす」ということは、心のわだかまりを開放して自分を自由にすること』
だそうですが、「ごめんなさい」という謝罪も、これに近いように思います。
だから応募者の方たちも、ハガキを書くことにより今まで自分の心にひかかっていた
「罪悪感」を解き放つことができたのだと思います。
作品の大半は家族や身内に向けてのものなので、気心触れた人にほど謝れないことが多く、
そして謝りたい気持ちも強いというのがわかりました。
今回の
言えなかったごめんなさい
はコンクールの応募者の作品を集めたものなので一つ一つ完結しているので
気軽に読むことができます。
140ページほどの本ですが、一時間もあれば十分に読むことができると思います。
文章は活字のものと、応募者の作品をそのまま掲載したものとがあり、
読んでいて飽きがなく一気に読み切ってしまうことでしょう。
挿絵を入れて投稿されたものもあり、その絵のうまさには感心してしまいます。
どんな方にも薦めの一冊です。
言えなかった「ごめんなさい」がある方は、本書を読み、
ぜひ「ハガキでごめんなさい全国コンクール」に応募されてはいかがですか。
それでは、今日はこのへんで。
最後までお目を通していただき、ありがとうございます。
---------
22,520歩
今日のおすすめ本

livedoor BOOKSで購入
書評データ


人生の晩年になってからぼくは、あらためて自分の若い日いろんなまちがいについて多くの人に
「ごめんなさい」と心の中であやまりつづけている。
(中略)
そしてついに竹書房から「言えなかったごめんなさい」という単行本として文集が出版されることになったのはうれしい。
ぜひ多くの人に読んでいただき共感したらあなたの「ごめん」を応募してください。
「ごめん」という言葉は「ありがとう」と並んで一番美しい日本語なのだから。
(本書の終わりにある、やなせたかしさんの言葉から)

- 出版社:竹書房
- 定価:1260円(税込み)
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書評データ

高知県南国市後免町、あんばんマンでおなじみの漫画家やなせたかしさんは、
この町に小学校2年から旧制中学5年卒業まで住んでいたそうです。
その後東京で生活するようになり、長い年月が過ぎていき、
久しぶりにその地を訪ねてみると駅前商店街のシャッターは閉められ、
ゴーストタウンのように人影が無く、寂しい思いにかられたそうです。
なんとか町おこしをしたいと思案し、後免町の「ごめん」というフレーズを生かした、
「ハガキでごめんなさい全国コンクール」の実施を提案をしたそうです。
そんな経緯で始まった「ハガキでごめんなさい全国コンクール」。
『あなたが言いそびれた「ごめんなさい」を1枚のはがきに託した作品を募集します』
が応募内容のこの企画は宣伝にかける予算はそれほどなく、
当初、応募数も200通位あればよしとしていたところ、
予想に反して2,500通をも超える応募があったそうです。
今回で4回目になるこのコンテトは、過去3回の応募数が毎回2,000通を超えています。
本書はその中から選りすぐりなものを選び出して掲載したものです。
「ごめんなさい」。
「すまない」「自分が悪かった」と思ったとき言う言葉ですが、
何となく言いそびれて、そのままにしている事って自分にもたくさんあります。
自分の心の奥底にしまい込んでしまったすまないという気持ち。
そんな「ごめんなさい」は誰しも持っているのでしょう。
「もう過ぎてしまったんだから何をいまさら」
「悪いのは分かっているけれど、自分のプライドがそれを許さない」
「謝りたいのだけれど、もう会うことができない」
色々な都合で直接「ごめんなさい」が言えない作品を募っていることだけあり、
応募者の切実な思いが伝わってきます。
特に自分の都合で相手を傷つけてしまったことが分かり、
長年自分を責めてきているものには、涙がにじんでしまうものもありました。
少し前、「ゆるすということ」という本を読みました。
『「ゆるす」ということは、心のわだかまりを開放して自分を自由にすること』
だそうですが、「ごめんなさい」という謝罪も、これに近いように思います。
だから応募者の方たちも、ハガキを書くことにより今まで自分の心にひかかっていた
「罪悪感」を解き放つことができたのだと思います。
作品の大半は家族や身内に向けてのものなので、気心触れた人にほど謝れないことが多く、
そして謝りたい気持ちも強いというのがわかりました。
今回の
言えなかったごめんなさい
はコンクールの応募者の作品を集めたものなので一つ一つ完結しているので
気軽に読むことができます。
140ページほどの本ですが、一時間もあれば十分に読むことができると思います。
文章は活字のものと、応募者の作品をそのまま掲載したものとがあり、
読んでいて飽きがなく一気に読み切ってしまうことでしょう。
挿絵を入れて投稿されたものもあり、その絵のうまさには感心してしまいます。
どんな方にも薦めの一冊です。
言えなかった「ごめんなさい」がある方は、本書を読み、
ぜひ「ハガキでごめんなさい全国コンクール」に応募されてはいかがですか。
それでは、今日はこのへんで。
最後までお目を通していただき、ありがとうございます。
---------
22,520歩
今日のおすすめ本

- 出版社:竹書房
- 定価:1260円(税込み)
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1. 経産省がポータルサイト開設 [ Beauty ] 2007年01月03日 20:51
大賛成です。我が家の近くにも商店街があるのですが、のぞいてみると大型スーパーやショッピングモールにはないお得なものなどがあって結構楽しめます。商店街のWEBページを見たことがあるがジオシティーズで作られたようなサイトが多かった気がします。ただPCポータルよ...
2. 言えるうちに言っておきましょう・・・「言えなかったごめんなさい」 [ 旦那@八丁堀 ] 2007年01月04日 17:01
高知県後免町の町おこしPJ「あなたの言えなかった「ごめん」をハガキに書いて送って下さい」。
「言えなかった」ゴメンなさいであるところがキモ。もののはずみや思慮の浅さから思いもかけずに自分の大切な人を傷つけてしまうことは誰しもある筈。その時に「しまった!...
この記事へのコメント
1. Posted by ケインくん
2007年01月03日 22:07
つぶ庵さんが取り上げているように
誰にでも、「言えなかったごめんなさい」は
あると思います。
その時にいえなかったことで心の奥のどこかで
わだかまりになっていると思います。
きっとこの本を読むことで、自分の中にとどまっている
ごめんなさいを癒すことができそうな気がします。
ところで、今日の映画の
「誰にでも秘密がある」も人には言えない秘密で
おもしろいですよ。
誰にでも、「言えなかったごめんなさい」は
あると思います。
その時にいえなかったことで心の奥のどこかで
わだかまりになっていると思います。
きっとこの本を読むことで、自分の中にとどまっている
ごめんなさいを癒すことができそうな気がします。
ところで、今日の映画の
「誰にでも秘密がある」も人には言えない秘密で
おもしろいですよ。
2. Posted by つぶ庵
2007年01月03日 22:38
ケインくん、コメントありがとうございます。
>その時にいえなかったことで心の奥のどこかで
>わだかまりになっていると思います。
そのようですね。
中には、その対象となる方がこの世にいない場合もあるので、
コンクールにハガキを書いた人はそういう意味では
かなり心の負担が軽減されたことと思います。
>その時にいえなかったことで心の奥のどこかで
>わだかまりになっていると思います。
そのようですね。
中には、その対象となる方がこの世にいない場合もあるので、
コンクールにハガキを書いた人はそういう意味では
かなり心の負担が軽減されたことと思います。
3. Posted by
ツマミ
2007年01月03日 23:21
訪問ありがとうございました┌○ペコ
「情けは人のためならず」といいますが、ごめんなさいも相手への謝罪ですが、自分自身のためでもあるのかなと後悔してる人たちをみて感じました。
許す。と言うこともまた然りだと思います。
つぶ庵さんのブログを見て「ゆるすということ」も機会があったらぜひ読んでみたいと思いました。
「情けは人のためならず」といいますが、ごめんなさいも相手への謝罪ですが、自分自身のためでもあるのかなと後悔してる人たちをみて感じました。
許す。と言うこともまた然りだと思います。
つぶ庵さんのブログを見て「ゆるすということ」も機会があったらぜひ読んでみたいと思いました。
4. Posted by つぶ庵
2007年01月04日 05:34
ツマミさん、コメントありがとうございます。
>ごめんなさいも相手への謝罪ですが、自分自身のためでも
>あるのかなと後悔してる人たちをみて感じました。
このことは私も強く感じました。
謝ることも最終的には自分のためだったりするんですよね。
「ゆるすということ」はとてもよい本だったので、
御一読してみてください。
>ごめんなさいも相手への謝罪ですが、自分自身のためでも
>あるのかなと後悔してる人たちをみて感じました。
このことは私も強く感じました。
謝ることも最終的には自分のためだったりするんですよね。
「ゆるすということ」はとてもよい本だったので、
御一読してみてください。
5. Posted by
本宮とが
2007年01月04日 07:59
つぶ庵さん、おはようございます。
このキャンペーンはやなせたかしさんの
ご提案でしたか!?
知りませんでした。
「手のひらを太陽に」の詞といい
「アンパンマン」のキャラクタといい
彼の作り出すものにはいつもあたたかな
眼差しが感じられて幸せな気分になります。
たましいレベルの高さを感じますね。
このキャンペーンはやなせたかしさんの
ご提案でしたか!?
知りませんでした。
「手のひらを太陽に」の詞といい
「アンパンマン」のキャラクタといい
彼の作り出すものにはいつもあたたかな
眼差しが感じられて幸せな気分になります。
たましいレベルの高さを感じますね。
6. Posted by
八丁堀
2007年01月04日 17:03
7. Posted by つぶ庵
2007年01月04日 18:37
とがさん、コメントありがとうございます。
>「手のひらを太陽に」の詞といい
この詞もやなせさんなんですか!?
私、今初めて知りました。
小学生のころよく歌ってました。
♪♪ぼくらは、みんな生きている ・・・♪♪
今、思い返してみると、いい歌詞ですね。
>「手のひらを太陽に」の詞といい
この詞もやなせさんなんですか!?
私、今初めて知りました。
小学生のころよく歌ってました。
♪♪ぼくらは、みんな生きている ・・・♪♪
今、思い返してみると、いい歌詞ですね。
8. Posted by つぶ庵
2007年01月04日 18:44
八丁堀さん、コメントおよびトラバありがとうございます。
素晴らしい本でしたね。
私もぜひヒットしてもらいたいと思います。
そして「ごめんなさいコンクール」も一段と
飛躍してもらいたいと思っています。
素晴らしい本でしたね。
私もぜひヒットしてもらいたいと思います。
そして「ごめんなさいコンクール」も一段と
飛躍してもらいたいと思っています。












