2006年12月26日
さおだけ屋はなぜ潰れたのか?
さおだけ屋が潰れた。
大変なことである。由々しき事態である。
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』 が150万部も売れるご時世に、
おれはさおだけ屋を倒産させてしまったのだ。
ニート人生36年間の総決算として始めた商売は、
今や莫大な負債となって背中にのしかかっていた。
(本書の書き出しより)

livedoor BOOKSで購入
書評データ

今回は、「本が好き!」プロジェクトより献本を受けた本からの紹介です。
「本が好き!」の書庫にはいろいろな本がありますが、タイトルを見て面白そうだったので、
今回はこの本をエントリーしてみました。
内容の紹介では、ベストセラーマニアの主人公、
「カバ夫」がさまざまなベストセラー本を誤読し、
窮地に追いたたされていく様を描いたパロディー小説と書いてあります。
今回の本の著者池田浩明氏は13歳の時、「鳴門市青少年非行作文」で入賞しそうですが、
この本自体がパロディーあることから、著者の説明もかなりパロッています。
色々な本を執筆されているように見受けられますが書店名もすべてもじられ、
その最後に「・・・の出版を希望する」としています。
ここを見ただけでも、本書のギャグの力の入れ具合がうかがわれます。
冒頭の書き出しで始まる本書は、主人公の「カバ夫」が、ベストセラーとなった本、
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」読んで始めた「さおだけ屋」を、
倒産させたところから始まります。
さおだけ屋が潰れたのは、本を売った古本屋がいけないと思い込み、
カバ夫は本を売りつけた店員「マンガ君」なる人物にクレームを言いに行きます。
しかし、このマンガ君は、カバ夫よりも一枚も二枚も上手で、
新たなるベストセラーの本をカバ夫に売り付けるのです。
カバ夫は新たに買った本を片手に再びチャレンジを試みるのですが、
自分に都合のよいところしか読まないので、またもや失敗をしてしまいます。
その失敗を本のせいにし、代金を返してもらおうと、またマンガ君を訪ねるのですが、
マンガ君はカバ夫に新たなる本を売り付けていくのです。
この繰り返しが本書のストーリーの骨組みになっているのですが、
ここで取り上げられている本は全て名だたるベストセラーの本なのです。
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」をはじめ、「キッパリ」、「チーズはどこへ消えた」、
「えんぴつで奥の細道」、「13歳のハローワーク」、「オシムの言葉」、「バカの壁」・・・・
と、20冊もの本が登場してきます。
私はこの中で半分ぐらいしか読んでいませんが、著者はそれらの本の中で、
抑えるべきところをパロッているのがとても面白いです。
私も、「キッパリ」の「テンこぶポーズ」はやってみました。
これはカバ夫の言っていることがあっているので特に笑えました。
どぶさらいまではいきませんが、テンションが上がることは確かです。
しかし、ベストセラーの本と言えども、その内容の意味の取り方は読者にゆだねられます。
万人が著者の意図してくれるよう意味を把握するとは限りません。
今回は、カバ夫が身をもってそれを証明したのだと思います。
でも、カバ夫のやることなすことを読んでいくうちに、
名前がいつの間にか「バカ夫」になってしまうのは私だけでしょうか。
本書のギャグはちょうど赤塚不二夫先生の「天才バカボン」に通じるものがあると思います。
話の展開が思いもしない方向に行き、なんの脈絡もなく登場人物が出てきます。
突拍子もない行動からは、どのような展開になるのか予測がつきません。
ギャグのセンスはちょうど私と同じ年代、「んー、マンダム」がわかる方なら、
かなりツボにはまると思います。
これは、著者の年齢からもうかがわれます。
本書は目次から最後の裏表紙に至るまでギャグで埋め尽くされています。
最後の方ではページ番号も手書きになっていき、
本文が終わっても手書きで書きたしていくとは、
出版社もかなり理解があるのではないかと思いました。
そして最終的にこの本の著者はカバ夫であることになるのですが、
自分でバカと言っている割には、漢字が結構かけているので感心しました。
少なくとも私より漢字はよく知っています。(笑)
今回の
さおだけ屋はなぜ潰れたのか?
は、とても読みやすくテンポよく読めます。
そしてパロディー本なので気楽に楽しく読むことができると思います。
ベストセラーを題材にしているので、この本に出てくる本を読んだ方には、
なおさら笑えることでしょう。
しかし、それらを読んでいない方でも内容は十分にわかり、
逆に原書の方を読みたくなるに違いありません。
私のように普段ビジネス書しか読まない方には、
息抜きとして読まれるのもいいかと思います。
ジャンルを問わず誰にでも気軽に読める一冊だと思います。
それでは、今日はこのへんで。
最後までお付き合いありがとうございます。
---------
2,970歩
今日のお勧めの本

livedoor BOOKSで購入
書評データ

大変なことである。由々しき事態である。
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』 が150万部も売れるご時世に、
おれはさおだけ屋を倒産させてしまったのだ。
ニート人生36年間の総決算として始めた商売は、
今や莫大な負債となって背中にのしかかっていた。
(本書の書き出しより)

- 著:池田 浩明
- 出版社:竹書房
- 定価:1000円(税込み)
livedoor BOOKSで購入
書評データ

今回は、「本が好き!」プロジェクトより献本を受けた本からの紹介です。
「本が好き!」の書庫にはいろいろな本がありますが、タイトルを見て面白そうだったので、
今回はこの本をエントリーしてみました。
内容の紹介では、ベストセラーマニアの主人公、
「カバ夫」がさまざまなベストセラー本を誤読し、
窮地に追いたたされていく様を描いたパロディー小説と書いてあります。
今回の本の著者池田浩明氏は13歳の時、「鳴門市青少年非行作文」で入賞しそうですが、
この本自体がパロディーあることから、著者の説明もかなりパロッています。
色々な本を執筆されているように見受けられますが書店名もすべてもじられ、
その最後に「・・・の出版を希望する」としています。
ここを見ただけでも、本書のギャグの力の入れ具合がうかがわれます。
冒頭の書き出しで始まる本書は、主人公の「カバ夫」が、ベストセラーとなった本、
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」読んで始めた「さおだけ屋」を、
倒産させたところから始まります。
さおだけ屋が潰れたのは、本を売った古本屋がいけないと思い込み、
カバ夫は本を売りつけた店員「マンガ君」なる人物にクレームを言いに行きます。
しかし、このマンガ君は、カバ夫よりも一枚も二枚も上手で、
新たなるベストセラーの本をカバ夫に売り付けるのです。
カバ夫は新たに買った本を片手に再びチャレンジを試みるのですが、
自分に都合のよいところしか読まないので、またもや失敗をしてしまいます。
その失敗を本のせいにし、代金を返してもらおうと、またマンガ君を訪ねるのですが、
マンガ君はカバ夫に新たなる本を売り付けていくのです。
この繰り返しが本書のストーリーの骨組みになっているのですが、
ここで取り上げられている本は全て名だたるベストセラーの本なのです。
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」をはじめ、「キッパリ」、「チーズはどこへ消えた」、
「えんぴつで奥の細道」、「13歳のハローワーク」、「オシムの言葉」、「バカの壁」・・・・
と、20冊もの本が登場してきます。
私はこの中で半分ぐらいしか読んでいませんが、著者はそれらの本の中で、
抑えるべきところをパロッているのがとても面白いです。
私も、「キッパリ」の「テンこぶポーズ」はやってみました。
これはカバ夫の言っていることがあっているので特に笑えました。
どぶさらいまではいきませんが、テンションが上がることは確かです。
しかし、ベストセラーの本と言えども、その内容の意味の取り方は読者にゆだねられます。
万人が著者の意図してくれるよう意味を把握するとは限りません。
今回は、カバ夫が身をもってそれを証明したのだと思います。
でも、カバ夫のやることなすことを読んでいくうちに、
名前がいつの間にか「バカ夫」になってしまうのは私だけでしょうか。
本書のギャグはちょうど赤塚不二夫先生の「天才バカボン」に通じるものがあると思います。
話の展開が思いもしない方向に行き、なんの脈絡もなく登場人物が出てきます。
突拍子もない行動からは、どのような展開になるのか予測がつきません。
ギャグのセンスはちょうど私と同じ年代、「んー、マンダム」がわかる方なら、
かなりツボにはまると思います。
これは、著者の年齢からもうかがわれます。
本書は目次から最後の裏表紙に至るまでギャグで埋め尽くされています。
最後の方ではページ番号も手書きになっていき、
本文が終わっても手書きで書きたしていくとは、
出版社もかなり理解があるのではないかと思いました。
そして最終的にこの本の著者はカバ夫であることになるのですが、
自分でバカと言っている割には、漢字が結構かけているので感心しました。
少なくとも私より漢字はよく知っています。(笑)
今回の
さおだけ屋はなぜ潰れたのか?
は、とても読みやすくテンポよく読めます。
そしてパロディー本なので気楽に楽しく読むことができると思います。
ベストセラーを題材にしているので、この本に出てくる本を読んだ方には、
なおさら笑えることでしょう。
しかし、それらを読んでいない方でも内容は十分にわかり、
逆に原書の方を読みたくなるに違いありません。
私のように普段ビジネス書しか読まない方には、
息抜きとして読まれるのもいいかと思います。
ジャンルを問わず誰にでも気軽に読める一冊だと思います。
それでは、今日はこのへんで。
最後までお付き合いありがとうございます。
---------
2,970歩
今日のお勧めの本

- 著:池田 浩明
- 出版社:竹書房
- 定価:1000円(税込み)
livedoor BOOKSで購入
書評データ

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この記事へのコメント
1. Posted by 本宮とが 2006年12月27日 06:40
つぶ庵さん、おはようございます。
「さおだけ屋はなぜ潰れたのか?」は
私もはじめ選択しようと思っていた本です。
が、3冊ということだったので
なくなく候補から外しました。
徹頭徹尾ギャグなんですね。
> 、「んー、マンダム」がわかる方なら、
> かなりツボにはまると思います。
おもいっきりツボにはまる年代だと思います。(笑)
次回の候補に入れようかな!?
「本が好き!」の書庫は興味をそそる本が
予想外に多数あり、迷ってしまいます。(^_^;;
「さおだけ屋はなぜ潰れたのか?」は
私もはじめ選択しようと思っていた本です。
が、3冊ということだったので
なくなく候補から外しました。
徹頭徹尾ギャグなんですね。
> 、「んー、マンダム」がわかる方なら、
> かなりツボにはまると思います。
おもいっきりツボにはまる年代だと思います。(笑)
次回の候補に入れようかな!?
「本が好き!」の書庫は興味をそそる本が
予想外に多数あり、迷ってしまいます。(^_^;;
2. Posted by つぶ庵 2006年12月27日 07:40
とがさん、コメントありがとうございます。
>「本が好き!」の書庫は興味をそそる本が
>予想外に多数あり、迷ってしまいます。(^_^;;
私も3冊にしようか迷ったのですが、
まずは様子見ということで1冊にしました。
でも長い休み、まだまだ時間がたくさんあるので、
3冊にすれば良かったと思い、残りの2冊をたのみます。
たぶん私の場合、年内は無理ですね。
>「本が好き!」の書庫は興味をそそる本が
>予想外に多数あり、迷ってしまいます。(^_^;;
私も3冊にしようか迷ったのですが、
まずは様子見ということで1冊にしました。
でも長い休み、まだまだ時間がたくさんあるので、
3冊にすれば良かったと思い、残りの2冊をたのみます。
たぶん私の場合、年内は無理ですね。
3. Posted by 旦那@八丁堀 2006年12月27日 15:19
わたしもこの本楽しめました~♪
著者の次回作に期待ですね♪
4. Posted by つぶ庵 2006年12月27日 16:48
旦那@八丁堀さん、はじめまして。
そしてコメントありがとうございます。
私はビジネス書ばかり読んでいるので、
今回のような小説は息抜きになりとても笑えました。
カバ夫の疑いを持たず実践していく様は、
ある意味自分と似ているようなところがあります。
私も、旦那@八丁堀さんのブログへ
お邪魔させて頂くことがあると思いますので、
その時は、よろしくお願いします。
そしてコメントありがとうございます。
私はビジネス書ばかり読んでいるので、
今回のような小説は息抜きになりとても笑えました。
カバ夫の疑いを持たず実践していく様は、
ある意味自分と似ているようなところがあります。
私も、旦那@八丁堀さんのブログへ
お邪魔させて頂くことがあると思いますので、
その時は、よろしくお願いします。
5. Posted by ケインくん 2006年12月28日 08:21
面白そうですね。
アマゾンでもチェックしましたら、高評価でした。
今度、本屋で立ち読みしてみようかなと思います。
アマゾンでもチェックしましたら、高評価でした。
今度、本屋で立ち読みしてみようかなと思います。
6. Posted by つぶ庵 2006年12月28日 13:35
ケインくん、コメントありがとうございます。
話の展開がスピーディーなので、テンポよく読めます。
ドタバタギャグが好きであればお勧めです。
本の作りもかなりギャグってますので、
本屋で見かけた時は、そこいら辺も見てみるといいと思います。
話の展開がスピーディーなので、テンポよく読めます。
ドタバタギャグが好きであればお勧めです。
本の作りもかなりギャグってますので、
本屋で見かけた時は、そこいら辺も見てみるといいと思います。












